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takkaaaan blog

多分色々書きます

FKA Twigs『LP1』

音楽
とても今更なのだがFKA Twigsの『LP1』を聴いた。

LP1

LP1

そもそもFKA Twigsの事は全然知らなかった。去年Twitterなどで話題になっていたり、年間ベストで上位に上げられているのを見て「ふむふむ。ちょっぴり変わったR&Bのシンガーなのね。」というくらいの認識だった。で、今頃になって気になって聴いてみたのだけどこれは良い。

ただ、正直に言えば僕みたいな心地よいメロディーが好きなJ-POPリスナーからすると敷居が高い音楽だとは思った。例えばこれがR&Bなのかと言われるとちょっと首を傾げてしまうというか。単純に言えば聴いていて気持ち良く身体を踊らせる事ができない。

『LP1』からは黒いリズムも確かに感じる。ただそれが身体を踊らせるために機能しているリズムとはまた違うように感じる。そもそも踊らせるために作られている訳ではなくて、彼女には歌いたいことがあってその表現方法が必然的にこういう音になったという感じなのかも。

彼女の歌声自体には所謂R&Bっぽいシンガーとしての表現を感じる事はできる。だとすればR&Bっぽくないと感じてしまうのはサウンドにあるのかもしれない。『LP1』は、金属の表面がはがれていたり崩れている、そういう映像が思い浮かぶ。リズムを奏でるビートが硬質的なのとあえてまとまった音の作りを保っていないからなのだろう。また曲によってはおどろおどろしさも感じる気持ちの悪い音の配置を意図的にしていて、そこも踊れないと感じた要因の一つ。でも、ゆったりとしたリズムに重たくてのっぺりとしたベース音は彼女の歌声に合っているので好きだ。

かなり稚拙すぎて恥ずかしいけど、最初、ポップじゃない宇多田ヒカルみたいだなと思った。アハハ。全然例えになっていない。後は最近聴き始めたばかりだけどもオリジナリティのあるメロディーや歌い方はビョークを彷彿させられる。ファルセットの使い方がそう感じたのかも。

結果的にこの作品はどうなのか?と問われると「よく分からない」というのが正直な感想。ただ「分からない」からこの作品がダメなのかと言うとそれは違う。とても良い作品だし一曲ごとの完成度も物凄く高い。ただ、自分にはまだこの音楽を純粋に楽しむための準備が出来ていないんだろう。どうしても聴いていると「うーん」と眉間にシワを寄せてしまうのだ。(苦笑)

ちなみにArcaの『Xen』にも似てるよなーと思って、後で調べたらプロデュースにArcaも加わっていたんだね。なるほど、どうりで。