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takkaaaan blog

多分色々書きます

「ゾディアック」

 

ゾディアック ディレクターズカット [Blu-ray]

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「ゾディアック」

★6/10

「ゾディアック」は実際にアメリカで起きた事件の話だ。この映画はノンフィクション小説「ゾディアック」を原作に作られた映画とのこと。それを分かった上で見ても、前半はちょっときつかった。淡々と殺人が重ねられていく。が、しかし一向に捜査は進展しない。段々と捜査を続けていく警官達、事件を追う雑誌編集者達は疲弊していく。当たり前だけど、現実は簡単なものじゃない。分かりやすい2時間サスペンスのように怪しい人物というのは出てこない。この映画を作ったスタッフは事件の再現性を重視して各関係者に実際に会いに行ったりする程の入れ込みっぷりでこの「ゾディアック」という作品に向かい合ったようだ。その結果、各々の事件のディティールはとても詳細に描かれている。だけど犯人像に関しては見えてくる情報が少ない。それが観ていてとても気持ちが悪かった。この物語(と言っていいのだろうか)が動き出し始めるのは、時間にすれば中盤からだ。一人の風刺漫画家が事件の点を少しずつ広い始めていく。点は少しずつ繋がりはじめる。怪しいと思われる人物が浮かび上がってくる…。結論から言うと、この事件は解決しない。まあ、そこを目的としたつくりにはなっていない。では、この作品が訴えかけてくるものはなんだったのだろう。それがいまだに分からないままだ。