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takkaaaan blog

多分色々書きます

花澤香菜『Blue Avenue』

 

Blue Avenue

Blue Avenue

 

 

花澤香菜Blue Avenue

★8/10

 すごく良かった。実を言うと、今回シングルで発売された曲は当初どれも上手くはまってこなかったんだよね。それが、なんということでしょう。シングルでは、いまいちピントが合わないように感じた曲たちがアルバムでは見事に上手く混ざり合い、溶け込んでいるではありませんか!(劇的ビフォーアフター風)

と少々大袈裟に言ってしまったのだけど、今回の『Blue Avenue』というアルバムは全体の作りがコンセプチュアルにまとめられている分(コンセプトアルバムというわけではないです)、シングルの振り切った曲が程よいスパイスになっていると思う。

ナタリーのインタビューでは花澤香菜の個性が今回のアルバムで確立されてきたという話があった。

──バリエーションが拡張されればされるほど、同時に確固たる個性も浮き彫りになってきていると思うんですね。いろんなジャンルの上に乗っかっているからこそ見えてくる個性というか。

ありがとうございます。積み重ねということで言うと、自分で歌詞を書いたりとか、ライブでの経験などを通して自分と向き合う時間がすごく増えて。それはすごく、歌うことだけでなく生活する上でも自分のためになっていると思います。「PSYCHO-PASS サイコパス」的に言うと、色相がずっと安定している感じ(笑)。自分についてよく考えることで、ずっとクリアカラーが保てている感じがします。

花澤香菜「Blue Avenue」インタビュー (1/3) - 音楽ナタリー Power Push

 これを花澤香菜の一人の歌手としての自我が芽生えたということかと最初は思っていて、「そうかな、花澤香菜さんの自我はまだ出てきてないように思うけどな」とちょっと納得のいかない気持ちだったんだけど、もしかするとこういうことなのかなという仮説がうまれてきた。「花澤香菜という『声優』の歌手の個性が確立されてきた」ということではないか。

また、随分と乱暴かつ簡単に「声優」と押し込めてしまったのだけど、改めて思ったのは花澤香菜さんの歌声は「花澤香菜」本人(自我)ではなく、声優というフィルムを通した上での「花澤香菜」の方が魅力的なんだよね。前回の『25』は逆に自我を確立するために挑戦していったアルバムだったと思う。それは曲数の多さにそっくりそのまま表れている。

今回の『Blue Avenue』はそう考えると、少し緩い。歌っている本人がすごく楽しそうだ。すごく感覚的な話で申し訳ないけど、『25』よりも花澤香菜のアーティストとしての自我が少ない。少なくなった結果、本来の声の魅力が戻ってきていると思う。

なんだか長くなっちゃったので最後は大ざっぱにいきます。

「ブルーベリーナイト」と「We Are So in Love」の花澤香菜さんの歌声、最高に可愛いすぎる!