読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

takkaaaan blog

多分色々書きます

NOT WONK『Laughing Nerds And A Wallflower』

音楽

LAUGHING NERDS AND A WALLFLOWER

LAUGHING NERDS AND A WALLFLOWER

新しいCDを買ってワクワクしながら聴く時、どこかに出掛けようと車を走らせる時、明日大好きなあの子に会うのに興奮して眠れない時、最低な気分の時、音楽を聴く時ってほんと様々だ。例えばラーメンやカレーを食べてる時に聴きたくなる音楽だってこの世にはあるかもしれないよね。きんぴらを作る時に聴きたくなる音楽だってあるかもしれない。これは何も音楽を共感するための装置として扱ってるという話ではない。音楽そのものを理解する以外にも音楽を楽しむ方法はいくらでもあるということだ。勿論音楽そのものを理解するということも凄く大事で素晴らしいことなんだけど。

じゃあNOT WONKの『Laughing Nerds And A Wallflower』はどうだろうか。彼らのファーストアルバムは17曲入りというボリュームたっぷりの収録数で曲はというとパンクとインディーとポップがにっこりと手を繋ぎあったり殴り合ったり笑ったり怒ったりしている。眩しいくらいの蒼さと同時にどこかやりきれない怒りを抱え込んでしまっているみたいだ。

そんなイメージを抱いてしまっているからだろう。やり切れない日々を過ごしている時、僕はいつもこのアルバムの再生ボタンをプッシュする。NOT WONKの曲をそんなに僕は深く理解は出来ていないのだけど、彼らはとんでもなくおかしい奴でもはたまた世間を上手に渡り歩いているようなイケてる奴ってわけでもない。要するに普通なんだと思う。普通に幸せだし、それなりに充実した日々を過ごしている。でもね、一見普通でそれなりに充実していても「あーあ、つまんねえ!」って誰にも理解されないであろう不満を抱いてしまう時があるんだ。その不満の原因はたぶん退屈って奴だ。周りから見れば「なんだ、そんなこと」って思われるんだろう。でもこんな感情を抱いた経験は僕だけじゃないよね。きっと。

そんな「あーあ、つまんねえ!」っていう気持ちをNOT WONKは音楽でぶっ飛ばしてくれる。彼らも、そんな気持ちを抱いて過ごした時があったんじゃないかな。「日陰者」で「週末が憂鬱」って気持ち、ちょっと分かるんだよ僕にも。だからこそ音楽でぶっ飛ばしたいし変わりたい。NOT WONKの音楽はそれを可能にしてくれる。「Die Young For The Earth」や「Guess What I'mThinking」を初めて聴いた時の気持ち、僕は一生忘れないだろう。

何度も聴いていると中学生三年から高校一年くらいの時の自分を見つける。そいつは割と毎日を楽しそうに過ごしてるんだけど実は全然楽しくなくて家で銀杏BOYZの「人間」を聴いて枕にむかって何かを叫んでいるんだ。僕はそいつに声をかける。「なあ、北海道の苫小牧ってところにさ、すげーカッコいいバンドがいるんだよ。きっと気に入ると思うんだ。」