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takkaaaan blog

多分色々書きます

「トゥルーマン・ショー」

映画

 

トゥルーマン・ショー(通常版) [DVD]

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トゥルーマン・ショー

★8/10

テレビは虚構である。そんなことは誰に言われなくたってもう分かっていることだけど、「トゥルーマン・ショー」で描かれているのは虚構を楽しむ人達の怖さだと思う。物語の斬新な設定、ジム・キャリーのコメディアンとしての性質を逆手に取ったある種の狂気を感じさせる演出、最後のシーンのあの素晴らしい物語の幕引きの仕方など数え上げれば沢山出てくるほど素晴らしい映画だと思う。ただ僕が気になったのは、この映画の中にいる「僕達と同じ観る側の人達」の描かれ方だ。例えば、ジム・キャリーが悲しめば同情の声をあげ、ジム・キャリーが本当の自分を取り戻し始めれば応援の声を上げる人がいた。終盤のシーンではジム・キャリーの行動に固唾を飲んで見守る人達もいた。まるでこの映画を観ている僕達と同じように。そして「トゥルーマン・ショー」が終わる。するとどうだろう。「はぁージム・キャリー良かったねー」と言わんばかりに満足な顔をしている人や、終わったことに腹を立てている人がいた。そして彼らは「さあ、次のチャンネルに変えようか」と当たり前に次の番組を探す。この映画を観終わった僕達と同じように。そこには現実感というものが欠如している。僕は観終わったあと素直に面白い作品だったなーと思えなかった。これって警告なんじゃないか?って思ってしまったんだ。